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土用の丑の日と、うなぎ

「土用の丑の日」について

「土用の丑の日」について、そもそも何なのか疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
日本には二十四節気という、春夏秋冬の四季よりもさらに細かく分けられた季節があります。この二十四節気の中でも、立春・立夏・立秋・立冬の間に設けられているのが雑節である「土用」です。土用は約18日間続きます。私たちが今回話題にしている「土用」は、夏の土用を指し、夏から秋への移行期、立秋(今年は8月7日)の前の18日間を意味します。

次に「丑」ですが、ご存じの通り十二支の一つですね。十二支は年だけでなく、月日や時間を示すためにも使われていました。カレンダーで目にされたことがある方もいるかと思いますが、一日一日にも十二支が割り振られています。この土用の18日間の中で、十二支が「丑」にあたる日が「土用の丑の日」というわけです。

さて、ここからが本題です。なぜ土用の丑の日にうなぎを食べるようになったのかというと、諸説ありますが、江戸時代には「丑の日にちなんで『う』のつくものを食べると夏バテしない」という風習があったと言われています。梅干し、うどん、瓜などと一緒に、うなぎもその一つとして食べられるようになったそうです。

昔のうなぎは泥臭さが残っていたため、濃い味付けの蒲焼や蒸籠蒸しで提供されていたようですが、現代では養殖技術が進歩し、育てる環境も良くなったため、そのまま焼いても美味しく召し上がれます(ただし、皮目のぬめりはしっかりと処理する必要があります)。
当店では、極太で極上のうなぎを白焼きでご提供しております。うなぎ本来の繊細な風味と、上質な脂の旨味を存分にお楽しみいただけます。ぜひ、この機会にご賞味ください。